頑張れなくなったら演劇を観に行こう!

吉祥寺シアターにて観てきました。

 人生二度目の演劇は、前回と同様に平田オリザさんの脚本されたものにしました。最初に観たものと似ていたのは、劇場に入ると既に役者さんが一人壇上に自然といるという点と、誰かが会話をしている時に、同時に側で誰かが同時並行的に何かを話しているという日常によくある光景、そしてタイミングよく現れる新しい登場人物と、元からそこにいた役者さんたちとで繰り広げられるリズムの良い対話や会話といったところでしょうか。初めて青年団平田オリザさん率いる劇団員の名称)さんの演劇を観て衝撃的だったのは、”自然な間(ま)で人間が話している”という日常的な様子がそこに当たり前にあったからである。わたしは、昔から連続ドラマを最後まで見ることがなかった。どんなドラマもどうしても”臭く”て見ていると現実感が足りないと感じてしまい、途中まで楽しめても、結局は続かない。しかし、海外の”situation comedy”と言われる分野のドラマを見ていると、笑いを取るために少し大袈裟な部分はあるにしても、(連続ドラマより長いアメリカのドラマであるにも関わらず)なぜか最後まで楽しんみながら見てしまうのである。きっとある人は、そんなのワンパターンであるとか、ドラマには非現実的な理想を描く部分があればこそであるという意見もあるだろうし、その通りである要素も大いにあるのだが、わたしにとって今まで一度も飽きずに見続けることができたのは、とある人間によくあるsituationを面白おかしく表現するジャンルであるsituation comedyなのだ。

 今日、平田オリザさんの演劇を観ていて、椅子の背にもたれてリラックスしながらもいつのまにか引き込まれる、、そんなところにsituaton comedyとの共通点を見出していた。演劇を見ながら、メモを取る方もチラホラいて何を書いているのか気になった。(ちなみに、脚本が出入り口で売られていた。)

わたしは学生なので,¥3,000でチケットを購入できた。今まで知らなかった演劇の世界にチケットが安く買える学生の内にもっと触れて、それらを自分なりに表現できるようになりたいと思った。

 

 7/11まで、演劇「ニッポン・サポート・センター」はやっているようだ!

『ニッポン・サポート・センター』(新作)|公演案内|青年団公式ホームページ